2011/10/27
Obt邸/取り扱い説明、お引き渡し
長くて短い1年間でしたが、いよいよお引き渡しでした。
引き渡しの時はいつも、そのお客様とはじめて出会った時を思い出します。
共有した時間が長いと感動も高まります。
そんな中で少し感じたこと。
僕たちは、工務店として最高の家をつくりたいと思っています。
質の高い家とは何か。。。
自問自答しながら打ち合わせに望み、図面を描きます。
しかし同時に、作り手のこだわりでお客様に余分な時間やエネルギーを
かけすぎてしまっているんじゃないと考えてしまいます。
よい住まい=時間をかける
よい住まい=自由設計
よい住まい=注文住宅
よい住まい=高価
という構図はもはや成立しません。
大切なことは、お客様が住まいに何を求めているか汲み取って、それに合った提案を
行うことだと思います。
それは、デザインかもしれませんし、コストかもしれませんし、
性能かもしれません。
僕たちは、それらすべてをまとめて「ライフスタイル」呼んでいます。
お客様に納得して頂くには「論理」が必要であり、
お客様の好みを知り尽くすには「感覚」が必要になります。
その探求に限界はなく、多くの時間を費やし、ついついやり過ぎてしまう事もあります。
正しい方法なのか。
お客様は楽しんでいるか。
イメージできているか。
きっと答えはなく、ずっと悩む事でしょう。
多分、正解もないんじゃないかと思います。
でも、上棟式やお引き渡し、定期メンテナンスで満足げな
お客様の笑顔を見ると、やってきたことは間違いではなかったなんじゃないかと
思います。
そして、この仕事をしていて良かったとも思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿